 |
プチグラパブリッシングのロゴ制作は、女の子、動物、花、家などといったモチーフを伊藤氏とともに検証しながら始め、最終的に伊藤氏提案の赤い風船をテーマにしながらも、多義的なフォルムを持つデザインとして完成しました。
この1つでも2つでもない、3つの風船『プチバルーン』は、実はPETIT=小さい、からくる『小』を抽象化した形でもあり、また芽が成長し花が咲いて、いずれ種子が風船のように世界に飛んでいく花の姿もイメージしつつ、これにポール・ランドの1940年代の『CORONET BRANDY』での広告デザインや、ジョージ・ネルソンの『アトミック・クロック』などを連想するようなアメリカン・モダニズムとをかけ合わせています。ランドのみからのインスピレーションではないものの、このロゴがランド的なのは、IBMのハチにしても、Kaufmann'sの広告にしても、彼のデザインの基本を還元すると、線と円のつくりだすハーモニーなのではと思います。そこにユニバースの製作者として有名な文字の大家、アドリアン・フルテガーのドゴ−ル空港のサイン用に開発された、フレンチ/スイス圏を代表するアルプァベット『フルテガー』と、この『プチバルーン』とを組み合わすことで、日本 + アメリカン・モダン + フレンチ/スイス = プチグラの国際的なアイデンティティを形成しています。 |
 |
 |
 |